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アイマスクの効果とは? アイマスクの種類や選び方も解説

アイマスクを付けて新幹線で仮眠を取る女性

睡眠欲は、生きていく上で重要な三大欲求のうちの一つです。しかし、「いくら寝ても寝足りない」「朝起きても身体がスッキリしない」などというように睡眠による悩みを抱える人は多く、日常生活に取り入れやすい睡眠グッズや質の良い睡眠方法が特集されることが増えています。

中でもアイマスクは、余計な明かりをシャットアウトし、日々の睡眠の質の向上に貢献するアイテムです。とはいえ、アイマスクの具体的な効果はよくわからないという人も多いのではないでしょうか。とりあえず買ってみようとなっても、種類があって選び方に迷うこともありそうです。そんな迷いを解消すべく、アイマスクの効果や種類、選び方について解説します。

アイマスクの活用シーンとその効果

まずはアイマスクの効果を知り、そのうえで活用できるシーンを考えてみましょう。

光を遮断する効果

アイマスクにはさまざまな効果がありますが、まず挙げられるのが、外部からの光を遮断し、目に入らないようにすることでしょう。アイマスクがなくても、目を閉じれば光を遮ることはできますが、眠ろうとしても周囲が明るいと気になったり、無意識のうちに目を開けて光が入ってしまったりということはあるものですよね。

しかし、アイマスクをつければ、物理的に光をシャットアウトすることができます。結果的に光が気にならなくなり、質の良い睡眠が得られることはもちろん、眠りにもつきやすくなる効果が期待できるといえるでしょう。

昼食後などの日中に眠気を感じた際も、アイマスクを活用することで入眠しやすい環境を作れるためおすすめです。効率的な仮眠の取り方については下記の記事も参考にしてみてください。

関連記事:仮眠時間はどのくらいが目安?効率的な仮眠の取り方を解説

アイマスクにより快眠を促進するメカニズム

なぜアイマスクをすると良い眠りが得られるのか、その理由やメカニズムを見ていきましょう。

私たちの体の機能は、自律神経やさまざまなホルモンの働きにより維持されています。その中で睡眠と深い関係にあるのが、眠気を催す働きのある「メラトニン」というホルモンです。メラトニンが分泌されると、私たちの体はリラックスモードとなり、眠りへと入っていくようになっています。

このメラトニンですが、夜になれば自動的に分泌されるのかというと、そういうわけではありません。

メラトニンの分泌には、光の量が深く関係しています。夜、暗くなると光の刺激が減り、メラトニンの分泌量が増えます。しかし、たとえ夜遅い時間でも周囲が明るい場合、メラトニンの分泌が抑制されることがあります。

では、明るい場所でメラトニンの分泌を促すにはどうしたら良いのでしょうか。そんなときに役立つのが、アイマスクです。

アイマスクをつけて光を遮断すれば、メラトニンの分泌が始まります。そうすれば、体は自然と睡眠モードに入っていくでしょう。

アイマスクをつけて眠りにつけば、例えば深夜、家族がトイレに起きてつけた灯りが目に入って目覚めてしまうといった状況も回避することができます。

ちなみに、光を発するのは太陽や灯りだけではありません。スマートフォンやパソコンも、かなり強い光を放つアイテムです。

仕事や学校を終えて帰宅してからも常にスマートフォンがそばにある、ベッドの枕元でも操作する……という状態が続くと、私たちの体は常に光にさらされていることになってしまいます。

気持ちとしては「早く眠りたい」と思っていても、体は眠りに入れる状態になっていないということです。アイマスクとスマートフォンの同時使用はできないので、メリハリをつける意味で考えてみてもよいのではないでしょうか。

アイマスクの活用シーン

アイマスクは目を覆うものですから、自然と使用するシーンは限られてきます。
日常の中で目を閉じるシーンといえば、眠るとき、リラックスしたいとき、サロンや病院で目の周りにタオルや不織布を置かれるとき、目に痛みや違和感を覚えるときなどが挙げられます。

就寝時は部屋を真っ暗にしておきたい人も多いはずですが、仕事の休憩時間などで少しだけ寝たいときに毎回部屋の電気を消せるかといえば難しいもの。そんなときには、アイマスクが役に立ちます。

メイクしているときに机に突っ伏して顔を覆うのは避けたいですし、まつ毛パーマやマスカラには触れたくないものです。そんなときには立体形状のアイマスクを使うことで、アイメイク崩れやまつ毛への接触を防ぎながら眠りやすい環境が手に入るからです。

美容院や医科歯科病院などで目元にタオルを置かれる際、肌触りが良くてもメイク崩れが気になる場合があります。
目の周りの保護を目的としていることが多いでしょうから、サロンや病院と相談しなければいけませんが、施術中に自分で用意したアイマスクをつけてもいいか確認しても良いかもしれません。

また、災害に見舞われて避難所での生活を余儀なくされた場合、普段と異なる環境下での睡眠ストレスを軽減するために、アイマスクを用意しておくと便利かもしれませんね。
さらに、心を落ち着けたいとき、精神を集中させたいときなどのメディテーションにも役立つでしょう。

アイマスクの種類

アイマスクを形状で分けると、平面状の「フラットタイプ」と、立体になった「3Dタイプ」があります。その点も考慮して、ここでは3つの種類のアイマスクをご紹介します。

一般的な布製のアイマスク

アイマスクといったときに多くの方が思い浮かべるのが、布製で平面型のタイプではないでしょうか。
コットン、シルク、ポリエステルなどの生地を使い、遮光機能を持たせて仕立てたものです。耳にかけたり、ストラップを後頭部で固定したりして使います。簡単に装着でき、持ち運びにもかさばらない点がメリットです。

ただ、フラットタイプの場合、どうしても目に直接触れてしまうことが避けられません。せっかくきれいに整えたアイメイクが崩れたり、まつげに影響することもあるでしょう。実際につけてみると、瞬きもしにくいものです。

布製の場合、洗濯すれば繰り返し使える点は便利ですが、タグの指示に従って正しい方法で洗濯する必要があり、手間がかかることもあります。洗ってシワになったり、縮んでしまったりということもありそうですね。

使い切りアイマスク(フラットタイプ)

フラットタイプのアイマスクには、布ではなく不織布などの素材を使用した使い切りタイプのものもあります。種類によっては、数回の使用は可能なので「洗濯するのが面倒」という方にとっては便利といえそうです。
また、袋から取り出し外気や水分に触れると発熱するタイプのアイマスクもありますので、取扱いには十分ご注意ください。

ただしフラットタイプとなると、アイメイクへの影響がある点、瞬きのしにくさなどは布製と同じデメリットとして挙げられるでしょう。素材によっては、フィット感や肌ざわりが気になることもあるのではないでしょうか。

アイマスク(3Dタイプ)

目元にゆとりを持たせて立体的に仕立てたのが「3Dタイプ」です。布素材はパットを入れたりして縫製したものが多く、比較的高い価格でかさばります。不織布素材であれば価格を抑えた携帯に便利な立体のアイマスクが販売されています。

このような不織布3Dタイプであれば、洗濯の手間がかかるという布製のデメリット、アイメイクや瞬きに影響するというフラットタイプのデメリット、どちらも解消することができて便利ですよね。

効果的なアイマスクの選び方

次に、自分にとって効果のあるアイマスクの選び方を見ていきましょう。ポイントは、「素材」「フィット感」「使う目的」の3点です。

自分に合った素材を選ぶ

アイマスクをつける目元の皮膚はとても薄く、ちょっとした刺激にも敏感です。素材が肌に触れた感触だけでなく、通気性や保温性も影響を及ぼします。ご自身の肌質やタイプを考慮しながら選ぶようにしましょう。

30分程度の仮眠であればそれほど気にすることはないかもしれませんが、夜寝ているときにつける場合は、長時間の使用になります。通気性が悪いと蒸れて不快に感じ、目覚めてしまうことも考えられます。
途中で目覚めてしまっては、せっかくアイマスクをつけて寝ても意味がなくなってしまいますよね。

通気性という点では綿やシルクなどの天然素材が優れていますが、不織布だからNGというわけではありません。試着ができるなら試着をしたり、パッケージの説明にしっかり目を通したりして、自分に合った素材を選びましょう。

フィット感とつけ心地にも注目して選ぶ

アイマスクをつけても、目との間に隙間ができて光が入ってしまうのでは意味がありません。アイマスクの形状、耳かけやストラップの方式を確認しながら、フィット感もチェックしましょう。

耳かけのタイプは髪型を気にせず、耳にかけるだけなので気軽に取り外しできるのがメリットです。耳たぶが痛くならないよう、サイズ感には気を付けないといけません。
ストラップタイプは、ストラップの長さを変えてフィット感を高めることができます。ただし、後頭部で留めるタイプの場合などは髪の毛にアイマスクが触れるため、髪型が崩れる可能性のあることがデメリットといえるでしょう。

使用目的に応じて選ぶ

自宅やホテル、夜行バスなどで夜の睡眠をしっかり取りたいのか、仕事中や勉強中の仮眠に使いたいのか、あるいは気持ちを集中させたいのか、使用目的も考慮して選ぶと良いでしょう。
ベッドに横になって使うのか、飛行機や列車の座席にもたれて使うのか、机に突っ伏して使うのか、シチュエーションを考慮することもポイントです。

アイマスクの効果的な使い方と手入れ方法

最後に、アイマスクの効果をしっかり得るための使い方、お手入れの方法について確認しておきましょう。

アイマスクの正しい装着方法

アイマスクを装着するうえで大切なことは、商品パッケージの説明をよく読み、その内容を守って使うことです。装着方法のほか、使用時間や使用後の保管や処分方法についても、よく目を通してください。

基本的なアイマスクの装着方法は、次のとおりです。
まず、髪の毛がアイマスクに挟まってしまわないように、目元や顔、耳の周囲にかかっている髪をよけておきましょう。

ストラップタイプの場合は、アイマスクを目に当て、両手で持ったストラップを後頭部に回して止めます。あらかじめストラップをはめておき、頭から被るようにするとより簡単に着けられるかもしれません。
アイマスクの位置やストラップの長さを最終調整して顔にフィットさせます。

耳掛けタイプの場合は、はじめに上下や裏表を確かめましょう。よくわからないときは、パッケージの説明を読んでください。確認ができたら、片耳ずつ耳に引っかけてフィット感を調整します。
いずれの場合も、アイマスクを付けた時に引っ張り感がある場合は、時間の経過とともにキツさを感じるようになりますので、緩めに調整されることをお勧めします。

アイマスクのお手入れ方法と保管のコツ

布製のアイマスクは、汚れたら洗濯をして使うことができます。洗濯用のタグ、パッケージなどを確認し、指示に従って洗いましょう。表示や説明がない場合は、素材から判断することもひとつの方法です。
素材によっては洗濯機を使ったり、絞ったりすると型崩れすることも考えられます。アイマスクのサイズは小さいので、洗濯機ではなく手洗いする方が良いかもしれません。

温熱・冷感効果のあるアイマスクの場合、特に注意が必要です。濡らしてしまうことで効果や機能が失われてしまう可能性があります。そんなときは、清潔なタオルを濡らして固く絞った上で撫でるように拭いたり、洗剤を溶かした布で汚れている部分だけ拭き取ったりする方法が考えられます。
取り扱い説明書に書かれていない場合は、繰り返しの使用を想定していない商品かもしれません。
いずれにしても、メーカーの公式サイトで推奨されている方法以外でお手入れを行う場合は、使えなくなってしまうリスクがあることを理解した上で保管するようにしましょう。

使い切りタイプには、複数回使用できるものもあります。衛生的な場所に保管するようにしましょう。立体的な3Dタイプの場合は、立体がつぶれてしまわないように気を付けてください。そのままの形で、ふんわりと置いておける場所を決めておくとよいかもしれません。

アイマスクを活用して快適な眠りを

光を遮断する効果のあるアイマスクを上手に活用すると、睡眠の質を高めることができます。体がくつろぎ、リラックス効果も高まるでしょう。
そうすれば、活動時のパフォーマンスの向上にも期待ができますよね。大切なことは、自分に合ったアイマスクを選ぶことと、正しく使うことです。

横井定株式会社では、「ひとみの休息®」というアイマスクを販売しています。目元には、瞬きできるほどのゆとりを持たせました。不織布を使用しているため薄くて軽く、携行、保管にとても便利です。性能試験での遮光率は99%以上で展開していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。