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ランニング時のマスクには注意が必要? 運動するときのマスク着用のポイント

ウイルスや花粉対策のために、ランニング中にもマスクを着用する人が増えてきました。また、ランニングにおいては肺機能の向上を狙ってマスクをつける人もいるようです。目的がどうであれ、ランニング時にマスクを着用する際には注意したいことがあります。この記事では、マスクをつけて安全にランニングを楽しむポイントをお伝えします。

ランニング時のマスクで気をつけたいポイント

ランニングをするときにマスクをつけると、呼吸などに影響が出ます。無理をすると、体調不良やケガにつながりかねません。ポイントをチェックしておきましょう。

呼吸への影響

マスクには、ウイルスや花粉など外部からの異物を吸い込まないようにするフィルター機能があります。程度の差はありますが、肺に空気を吸い込んだり、吐き出したりするときには抵抗となりますから結果的に息苦しいと感じます。
ランニングをしているときの体は、普段の生活よりも多くの酸素を必要とします。マスクにより酸欠状態になると心肺機能が必要以上に働くことになり、心肺には大きな負荷がかかります。つまり、マスクによって空気量が減ってしまうことは、含まれている酸素量が減ってしまうことですから、多くのエネルギーを使って必要な酸素量を取り込むことになります。
アスリートの中には、この負荷をかけるトレーニングとしてマスクを着用する人もいるようです。ランニングの経験を積み、鍛えてきた体であれば心肺機能の強化につながることもありますが、そうでない方の場合パフォーマンスの低下だけでなく、体調不良を引き起こしかねません。
マスクをしてのランニングは、こういった影響があることを念頭に置いておきましょう。

熱中症のリスク

マスクには保温機能があるため、口元に熱がこもりやすくなります。マスクをつけてランニングをすると体温が上がり、マスク内部がより高温になりがちです。さらに、マスクをしているとのどの渇きを感じにくくなってしまいます。
熱中症は、大量の発汗、めまいや頭痛といった症状を引き起こすだけでなく、ときには命の危険にもつながります。特に気温や湿度の高い夏場は、マスクをしていなくても熱中症のリスクが高まる時期です。十分な注意が必要でしょう。

マスクのズレ

走っているうちに汗をかくと、マスクがズレることもあります。その不快感で注意力が散漫になったり、視界がさえぎられたりすると危険です。パフォーマンスの低下にもつながるでしょう。そもそも、ズレたマスクでは本来の目的を果たすことができません。

メガネの曇り

マスクをするとメガネが曇るのは、日常でもよくあることです。ランニングで体温が上がり、呼吸も増えるとなおさら曇りやすくなります。
曇ったメガネでは良好な視界を保てません。思わぬケガや事故につながる危険性があります。

運動時に適したマスクの選び方

ランニングや運動時に気をつけたいポイントを踏まえ、適したマスクの選び方を考えてみましょう。

呼吸しやすいマスクを選ぶ

呼吸しやすさを確保するためには、通気性の良いマスクを選ぶことが大切です。
通気性の良いマスクの素材としては、ガーゼや綿、ウレタンなどが挙げられます。不織布マスクは、通気性という点では、先に上げた素材よりは劣るとされてきました。しかし、最近では通気性を良くした不織布マスクも開発されています。ぜひチェックしてみてください。

フィットするマスクを選ぶ

マスクのズレに対処するためには、顔にフィットしたマスクを選ぶことが大切です。小さすぎるマスクは圧迫感があって呼吸に影響がありますし、大きすぎるマスクでは運動しているうちにズレてしまいます。
顔に合ったサイズで、顔の形に合わせやすいものを選びましょう。

メガネが曇りにくいマスクを選ぶ

普段メガネをかけている人、ランニングをはじめとした運動時にメガネをかける人は、メガネが曇りにくいマスクを選ぶことも検討してみるとよいでしょう。マスクによるメガネの曇りはランニングに限らず多くの方の悩みでもありますので、メガネ曇りに対応したマスクが市販されています。

ランニング中にマスクをする際の注意点

ランニング中のマスクについては、自身の安全のためにも次のことも心がけましょう。

無理して走らない

まずは、息苦しさや不快感、体の異常を感じたら無理に走らないことです。マスクを外して休憩を取りましょう。
特に、トレーニング目的でランニングをしている場合は注意が必要です。鍛えることを意識しすぎると、度を超えて体に負荷をかけてしまうこともあるでしょう。
体を壊してしまっては、せっかくのトレーニングが台無しになりかねません。自分の限界を見極め、適切に体を休めてください。

不要な場所ではマスクを外す

身近に人がいない場所や広い場所など、マスクが不必要な場所にいるときは、マスクを外して十分に酸素を取り入れましょう。

水分補給と休憩を怠らない

定期的な水分補給と休憩は、熱中症対策やパフォーマンス維持のためにも欠かせません。
特に暑い季節はこまめに水分補給をしましょう。たくさん汗をかいたときには、塩分を補給することもおすすめします。

ランニング時のマスク対策のポイント

ランニング時のマスク使用について、注意点や着用のポイントをお伝えしました。トレーニングの負荷をかけるためにマスクをつけるケースもありますが、度を越えないようにすることが大切です。適切なマスクを選び、無理をしない、水分補給をするなどの対策を意識しましょう。
今までマスクを使うことを前提で書いてきましたが、ランニングの呼吸で最も大切なのは呼吸方法です。マスクを使うことによって、荒い口呼吸になってしまわないようにご注意ください。

この記事で紹介したことを参考に、安全に無理のないランニングをお楽しみください。