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マスクで蒸れるのが嫌! 不快感への効果的な対策とは

ウイルス飛まつ対策や咳エチケットのアイテムとして定着したマスクですが、蒸れに不快感を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。マスクには、ウイルス対策以外にも「保温・保湿」という大切な役割がありますので、マスクの蒸れは必然ともいえるのです。そうは言っても、できるなら不快感なくマスクを使いたいですよね。この記事で、効果的な対策を紹介します。

マスクの蒸れの原因と対策

マスクをつけると蒸れる原因は、マスクの使い方と構造にあります。そのメカニズムから、蒸れを防ぐ方法を考えてみましょう。

蒸れの原因とそのメカニズム

蒸れるというのは「熱を帯びた湿気がこもっていること」をいいます。この点を踏まえて、蒸れの原因を探っていきましょう。

まず、湿気です。
マスクは、鼻と口を覆って使用します。覆われた鼻と口からは呼気が出ています。しかし、マスクをつけていると、マスク内部に呼気がこもってしまいます。
呼気には、水蒸気が含まれています。マスクの保湿機能は、その水蒸気を利用するように設計されています。マスクの内側に水蒸気を吸収する素材を使ったり、呼気を溜めるスペースをつくる構造にすることによりマスク内部の湿気を逃すことなく保湿するという仕組みです。汗をかけば、汗も水分として吸収されるでしょう。この状況が過剰になると、マスクの内側は濡れるほどに湿度の高い状態になってしまいます。

もし、マスクの内側に吸湿性のない素材が使われているとしたら、湿気は吸収されません。その場合は、素材の表面上に水滴が生じ、「蒸れる」はなく「濡れる」という状態になるはずです。

もうひとつ着目したいのが、マスク内部の温度です。マスクには保温機能もあるため、マスクで覆われた部分は体温を逃さないような構造となっています。夏などはかなり高温になることもあるでしょう。

以上をまとめると、マスクの蒸れは高い湿度に高い温度が加わり、熱を帯びた湿気がある状態を作り出すことが原因ということです。

蒸れを防ぐための基本対策

マスクをつけると蒸れる原因が、呼気などによる湿気と体温などでこもった熱だとわかりました。つまり、蒸れを防ぐためにはマスクの通気性を良くして水蒸気や熱をマスクの外に逃がすことが必要です。蒸れが気になる方は、マスクを選ぶときにそのような機能に着目するのもよいでしょう。

蒸れにくいマスクの選び方

では、具体的に蒸れにくいマスクをどのようにして見分けて、選べば良いのでしょうか。素材と種類の2つの側面から見ていきます。

通気性の良い素材のマスク

通気性の良い素材として挙げられるのは、綿・麻・シルクなど天然素材のものです。スポンジの材料として知られるポリウレタンを使ったウレタン製のマスクも、通気性という点では優れています。
不織布マスクは、フィルター性能を高める材料を使っている関係上、通気性という点では劣ってしまうことは否めません。通気性という点を重視する場合は、上記の素材を使ったマスクを選ぶと良いでしょう。
ただし、ウイルスや花粉などの異物を防御する機能は、不織布マスクと比較すると劣る可能性もありますので注意が必要です。

快適に使えるマスクの種類

マスクの種類を形で分けると、大きく「平型マスク」「プリーツマスク」「立体マスク」の3種類があります。
このうち、ガーゼや綿素材が主流の平型マスクは顔に密着しやすい形状をしています。素材に吸収された湿気や熱が肌に直接伝わってくるため、しっとりとした温かさを感じる反面、不快感をおぼえやすくなると言えます。
プリーツマスクは、プリーツを広げることで鼻や口との間に空間を作ることができます。顔の形に合わせて設計された立体マスクも同様です。蒸れによる不快感を軽減するなら、これらのタイプのマスクを選ぶと良いでしょう。

マスク使用時の工夫

マスクの蒸れによる不快感は、マスクの使い方を工夫することでも軽減できます。ポイントを3点ご紹介しましょう。

マスクの交換頻度とケア方法

お伝えしたように、マスクの内側は呼気の水蒸気を吸収して湿り気を帯びてきます。湿度が高くなると雑菌も繁殖しやすくなるでしょう。そのため蒸れ対策としては、1日に1~2回程度マスクを交換することをおすすめします。交換頻度は個人差もあるので一概には言えませんが、不快を感じたときや汗をかいたときに新しいマスクに交換すると、快適に過ごせるでしょう。

蒸れを防ぐための補助アイテム

補助アイテムとして、マスクの内側にガーゼやコットンをはさむことも蒸れ対策としては効果的です。ガーゼやコットンが湿気を吸収して湿ってきたら、新しいものに交換するだけなので、マスクを交換するよりも手軽です。
冷感スプレーを吹きつけたり、少量のハッカ油を塗ったりしても良いでしょう。蒸れた状態を解消することはできませんが、清涼感や爽快感が得られ、不快感の軽減につながります。★但し、マスクの内側に使用するときは、肌荒れリスクだけでなく、安全性も十分に確認してください。

マスクを使用するうえでの工夫

マスクをつけたら、鼻呼吸を意識してみましょう。口呼吸よりも呼気に含まれる水蒸気が少ないため、蒸れにくくなります。
汗をかいたらこまめに拭き取ること、はずせる場所ではマスクをはずして過ごすことも、蒸れ対策としては有効です。

蒸れ防止のポイント

マスクをつけると蒸れるのは、マスクがしっかり機能していることの証拠ともいえます。とはいえ、不快感はできるだけ軽減したいもの。そのためには、蒸れにくい素材や形のマスクを選び、マスクの使用方法を工夫することが必要です。ご紹介した内容を快適なマスク生活の参考にしてください。マスクの製造一筋に歴史を築いてきた日本マスク®は、みなさまのニーズに合わせたマスクを多数ご用意しています。ぜひ、ご利用ください。